数字で見る「NHK」【はじめに】



世に数ある富士山絡みの写真コンテストの中でも、その歴史や規模、作品の質からみて、最も「価値と権威」があるといわれているのが、NHK写真コンクール「富士山」ではないでしょうか。

なにせ1年365日、休みなく富士山を追いかけ続けているカメラマン達が、その年の快心の自信作を送り込むものですから近年は殊更に受賞が難しくなっていますし、また大変名誉なこととされ、「NHK入選」は山麓カメラマンの大きな目標にもなっているのです。

このコンテストは毎年8月に応募が締め切られ、春夏秋冬それぞれに特選1点、準特選1点、入選12点が選出されます。受賞作は10月の静岡伊勢丹での展示会を皮切りに、全国を巡回します。またTVで発表されたりカレンダーになったりなどの特典もあります(著作権はNHKに帰属しますが)。

NHK「富士山」の審査は毎年8月中旬、審査会場に応募作品を四季別にすべて並べて、審査員が候補作を絞りこみながら、最終的に審査委員長である白籏史朗氏が決定していく…という方式を取っているようです。なにせ居並ぶ力作の中から50点あまりを選ばなければならないのですから、その作業量たるやはかりしれないものがあります。

ただ過去の作品を鑑賞していると、ある程度は構図やモチーフに「NHK向き」の共通項のようなものがあるように感じられます。毎年必ず、「これどっかで見たな…」と思うような作品がありますよね。

今回この辺りの傾向を自分なりに過去のデータを拾い集め、分析してみることにしました。
入選にあたっての70倍という倍率を勝ち抜くには、過去の秀作を拾ってみながら自分の作品を選択し、応募することでかなり確率がアップするものと思われます。

入選作は確かにどれも素晴らしいものばかりです。これらのデータを色々な角度から見ていただくことで、多少なりとも皆さんの今後の応募の一助になれば幸いです。

またコンテストに興味のない方も、とりあえずご一読いただくことで富士山カメラマンの生態や行動特性の一端を少しずつご紹介できるかと思います(そんなの知りたくないか…)。

データは第2回〜第13回までの12回分の受賞作、およそ620点のものを集計しています。
ただ残念なことに第1回のデータを入手することができませんでした。記念すべき?初回の資料をお持ちの方はご一報いただければ幸いです。



         ⇒1st Step 【撮影地編】

     ⇒2nd Step 【モチーフ編】


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